意思の力は消耗もするし鍛えられもするという話
ある実験があります。
おなかをすかせた状態で集まってもらった人達をAとBのグループに分けます。
Aのグループの人は、おいしそうなクッキーを目の前に置かれているのにそれを食べるのを我慢して生のラディッシュを食べなければならない。
Bのグループは目の前のクッキーを我慢せずに好きなだけ食べて良い。
その状態で数十分間すごし、その後AとBグループに忍耐が必要な作業を行ってもらった結果、Bのグループの方がよい成績を残すことができたとの事です。
クッキーを食べるのを我慢するという「意思の力」をAグループの人達は使ったので意思の力を消費してしまい、その後の作業の成績が落ちたという事みたいです。
自分に置き換えて考えてみた時、
仕事ですごく嫌な事があった時、それでも我慢しなければならないので、なんとか我慢してやりすごす日があります。そんな日は家に帰ってから投資の勉強やブログを書くという「やりたいとは思っているけどちょっとめんどくさいとも思っている事」についてまったくやる気がでないのです。
この現象を改めて考えてみた時に、「仕事でのいやな事を我慢する」という自制心を使う、言わば「意思の力」を使う事を一日の中で多くやってしまったで意思の力が消耗してしまい、ちょっとめんどくさいけどやらなきゃなーと思っていることをやる意思の力が残っていなかったためまったくやる気が出なかったのではないかと思うのです。
でも、そんな日って結構ありますよね。
この「意思の力」というものは筋トレのように鍛えられるものだという研究結果も出ているそうです。ただし、自分は人よりかなり意思が弱い方なので、意思の力がいらないほど小さな作業を積み重ねていくという方法をとっています。
たとえば、このブログを書くにしても、まずは最低50文字は書こうみたいな話です。それができたらさらに書いていこうという感じで積み重ねていきます。これは「小さな習慣」という本を読んで学んだのですがこういった失敗できないほど簡単な課題をクリアしていくという作業の積み重ねであれば意思の力をあまり使わないので、やる気が出ない時でもできてしまったりするものなのです。
ぜひお試しあれ
以上